採用までに覚えておくべき教務のキーワード15選

選考突破 虎の巻
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大学職員への転職を考える上で重要な単語を抑えておくと有利になります。ここでは大学の中で最も規模の大きい組織である教務の単語をまとめました。

THE

Times Higher Education。世界大学ランキングを制作している会社です。ランキングには世界版と日本版があります。世界版はTimes社が、日本版は(株)進研アドが代表で取りまとめています。毎年更新されるのでTOP10は必ず押さえておきましょう。詳しい内容はまた別記事に記します。

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ES

Educational Supporter。実験や授業において、教員をサポートする学生のこと。

TA

Teaching Assistant。大学の授業や教学活動をサポートする大学院学生。一般にアルバイト代が支給されます。

FD

Faculty Development。教職員が教育内容・方法を改善し、向上させるための組織的な取り組みです。特に職員は、年に1回何かしらの業務研修を課されます。

GPA

欧米で一般的に用いられている成績評価法で、学生の成績評価を5段階(A , B , C , D , F)で評価し、さらにすべての科目の平均を数値で出すこともできます。学生の成績管理や海外留学の際の出願基準などに利用されています。

ジョイント・ディグリー

連携する大学間で開設された単一の共同の教育プログラムを学生が修了した際に、連携する複数の大学が共同で単一の学位を授与するもの。

ダブル・ディグリー

日本では「複数学位取得制度」とも呼ばれる、日本と海外の2つの大学の学位を取得できる留学プログラムのこと。日本の大学に在籍したまま海外の大学に正規生として学位留学できることが大きなメリットです。さらに、留学先ではダブル・ディグリー用の特別プログラムが用意されている場合が多く、通常より短い期間で学位を取得することが可能。

SGU

スーパーグローバル大学等事業。高等教育の国際競争力の向上を目的に、海外の卓越した大学との連携や大学改革により徹底した国際化を進める世界レベルの教育研究を行うトップ大学や国際化を牽引するグローバル大学に対し、制度改革と組み合わせ重点支援を行う文部科学省の事業。簡単に言えば「国際性に力入れてまっせ」という証。
この看板を背負うと広報効果は抜群ですが、申請と更新に必要な業務は膨大なようです。

アクティブ・ラーニング

教員による一方的な講義ではなく、能動的な参加を取り入れた学習法。高校現場でも取り入れられていますが、教員の実力がなければ、あまり効果的な授業はできないようです。

アドミッション・ポリシー

入学時にどのような学生を受け入れるかという方針です。大学やその学部等が、どのような教育活動を行い、また、どのような能力や適性等を有する学生を求めているのかなどの考え方をまとめたものであり、入学者の選抜方法や入試問題の出題内容等にはこの方針が反映されています。
平たく言えば、どんな高校生が欲しいかということ。

カリキュラム・ポリシー

在学中にどのような教育を行うかという方針です。各大学がカリキュラムポリシーを明確にすることで、教育課程の改善を図っていくことが求められています。
平たく言えば、学生をどういう風に育てたいかということ。

ディプロマ・ポリシー

卒業時にどのような人材として社会に送り出すかという方針です。各大学が、ディプロマポリシーを明確にすることで、大学のいわゆる「出口管理」の強化を図っていくことが求められている。
平たく言えば、どんな学生に仕上げて卒業させたいかということ。

リベラルアーツ教育

リベラル・アーツの語源は、古代ギリシア語での「人間を自由にするための学問」。現代では、大学における幅広い分野の基礎的な教養を身につけるための教育という意味が一般的で、人文科学、社会科学、自然科学系などの科目を指します。

聴講生

その大学の学生ではない人が、正規の授業科目のうち一部の授業だけを履修するとき、聴講生といいます。聴講生が履修できる授業科目の範囲や在学年限、出願資格等は、それぞれの大学の学則によって決められいます。

飛び入学

特定の分野について特に優れた資質を有すると認められる学生について、高等学校を卒業しなくても大学に、大学を卒業しなくても大学院に、それぞれ入学することができる制度です。例えば、高等学校に2年以上在学した者が、大学が定める分野で特に優れた資質を有すると認められた場合に大学に飛び入学することができます。ただし、飛び入学生を受け入れる場合、大学(大学院)も、飛び入学生を受け入れる分野の大学院が置かれ、かつ、ふさわしい教育研究上の実績や指導体制があることなど、一定の条件を満たしている必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。大学職員間で使われる単語は一般的なものが少ないので、あらかじめ覚えておくとよく研究していると思われ好印象です。
教務系の募集であれば、ライバルと差をつけるために必ず押さえておきましょう。