大学職員は30代で年収700万が可能なのか

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私立大学職員の年収は高め

記事のタイトルにもありますが、大学職員という仕事は30代で年収700万円に到達することが可能です。ただし全ての大学法人に当てはまるわけではなく、特に国公立大学の場合は30代で700万円に到達しないことの方が多いです。一方で私立大学職員の場合は年収が高めの傾向があります。これは都心にある大規模な私立大学だと顕著です。
30代で年収700万円というと大企業や中堅優良企業クラスです。(もちろん超大企業の場合は30代でもっとたくさん貰っていますが)。これだけ聞くととても魅力的な仕事ですね。

今回の記事では私立大学職員に特化して紹介しています。

私立大学職員でも30代で700万円に到達しないこともある

当然ながら、全ての私立大学法人の給与手当が優れているわけではありません。30代で600万円台止まりの大学もたくさんあります。さらに大学職員は基本的に年功序列の古い体質が残っており、元の給与テーブルの低い大学法人に入ってしまうと、どんなに頑張っても700万円に到達する事は厳しいでしょう。加えて追い打ちをかけるように、大学法人の仕事は年収の多さとあまり関係がないと言われています。安い大学でも高い大学でもやる仕事の本質は変わらないということです。
大学職員の平均年収は非公開の場合が圧倒的に多いので、本サイトの推定年収ランキングや口コミサイトをあらかじめ確認しておくようにしましょう。

推定年収ランキングは随時更新中です。未掲載であっても早く知りたい法人があれば本サイトのお問い合わせページからご連絡いただければ優先して調査いたします。

40代で900万円以上に到達することも

前段でもご説明した通り、大学職員の年収を決める最も大きなファクターは在籍年数です。どんなに優秀であっても完全な年功序列では意味がありません。何年在籍したかがものをいう古い職場であることをお忘れなく。つまり30代で700万円をもらえるような職場であれば、そのまま昇給し続ければ40代で900万円も夢じゃないのです。

よく口コミサイトには「なんであの人が課長なのかわからない」「管理職が優秀じゃない」というコメントが散見されます。
実際、民間企業と大学職員を両方経験した私も、なぜこの人が管理職なのだろうという感想を抱くのは大学職員の方が圧倒的に多かったです。

実は残業地獄ということも...

当然、年収には残業手当の加算もされています。大学職員はホワイトなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、部署によっては意外と残業多いものです。今は36協定によって年間残業時間を360時間に制限している大学もありますが、それでも300時間以上の残業をしている人は普通にいます。(300時間だと月平均25時間残業)
36協定なんてお構いなしという大学法人だと、毎日夜遅くまでデスクワークなんてこともあります。基本給が低くて残業代で稼いでいるのであれば話が違いますよね。平均残業時間は面接で必ず聞くようにしましょう。

ちなみに管理職だと残業手当が事前に20時間分や40時間分としてみなしで支給されることが多いので、夜遅くまで働かされることもあります。(逆に潔く毎日早めにかえる管理職もいますが)。
こちらも可能であれば面接で聞いてみましょう。あまり根掘り葉掘り聞くとマイナス評価になりますので、あくまで可能な範囲で。

基本給が低くてもちょっと待って!手当・福利厚生が充実していることもある

大学職員の魅力は給料だけではありません。男性の高い育休取得率、資格手当、宿泊施設のサービス、自己啓発手当、長期休暇制度(定休・有休とは別に追加で年間10日の休暇)、月残業10時間未満など、挙げ出したらキリがないほど恵まれた職場環境もあります。これなら30代で700万円に届かなくても満足できますね。

大学職員の福利厚生は基本的に安定して恵まれています。特に私学共済という特殊な共催もあり、毎年提携しているホテルやレジャー施設、レストランの割引、その他にも学習支援やイベント招待など、たくさんの遊びがあります。過去には豪華クルーズで私学職員だけの婚活パーティなんていうのもありました。

画像はイメージです

まとめ

今回は大学職員の年収について紹介しました。色々書きましたが、私立大学職員であれば年収700万円に到達することは大いにあります。残業時間のトラップには気をつけてほしいですが、これを機に魅力を感じた方はぜひ大学職員に応募してみてはいかがでしょうか。